小林けん
今回のテーマは「秋冬の乾燥に負けるな!粉吹き肌の原因と対策」です。
「ちゃんと保湿しているはずなのに、肌表面が白っぽく粉を吹く」
「薄い皮がめくれて見た目が気になる」
――そんな状態に心当たりがある方は、ぜひ読んでみてください。
第1章|粉吹き肌の「粉」は何なのか?その正体とは
粉吹き肌の“粉のように見えるもの”は一体何だと思いますか?
答えは――部分的にめくれてしまった角層(角質)です。
「角層って何?」という方のために、少し説明します。
角層とは、肌の最外層にある細胞の重なりのことです。
「角質」「角質層」「角層」という言い方がありますが、ここではほぼ同じ意味で捉えていただいて問題ありません。
この角層には、主に次の2つの役割があります。
- 乾燥や紫外線、刺激物質など外的要因から皮膚内部を守る「バリア機能」
- 肌のうるおいを保つ「保湿機能」
健康な角層は、レンガが規則正しく積み上がったような構造をしています。
そのレンガが角層細胞であり、それらを接着しているのが「細胞間脂質(主にセラミド)」です。
この規則的な並びが維持されることで、角層のバリア機能が十分に発揮されます。
しかし、角層細胞がめくれ上がり、白く粉を吹いたように見えているとき、すでに角層の構造が崩れ、まずい状態に陥っていると言えます。

第2章|粉吹き肌を招く3つの原因
粉吹き肌を引き起こす原因は、主に3つあります。
1|乾燥(セラミド不足によるバリア崩壊)
角層には通常、十分な水分と細胞間脂質(主にセラミド)が含まれており、それによって細胞間脂質の“接着剤”としての性質が保たれ、角層細胞も規則的な並びを維持できます。
ところが、肌が乾燥して角層内の水分やセラミドが減少してくると、次のような変化が起きます。
- 角層細胞の規則的な並びが崩れ始める
- バリア機能が弱まる
- 外的刺激を受けやすくなる
- 角層細胞が剥がれやすくなり、粉を吹いたような状態になる
つまり、乾燥によるセラミド不足が、粉吹き肌の出発点の一つなのです。
2|ターンオーバーの乱れ(年齢・生活習慣・ストレス)
肌の細胞が新しく入れ替わる周期をターンオーバーと言います。この周期は年齢とともに変化し、一般的には次のように言われています。
- 20代:約28日
- 30代:約40日
- 40代:約55日
- 50代:約75日
- 60代:約90〜100日
年齢だけでなく、ストレス、不規則な生活習慣、ホルモンバランスの乱れなどの内的要因に加え、外部刺激の悪影響が重なるとターンオーバーが乱れていきます。
ターンオーバーが乱れると、古くなった角層細胞が自然に剥がれ落ちず、表皮に残って蓄積されてしまいます。その結果、表面に古い角層が溜まり、粉吹き肌に陥るというわけです。
3|誤った洗顔法(洗いすぎ問題)
誤った洗顔法も、粉吹き肌を引き起こす大きな原因の一つです。特に清潔感を過剰に意識している方は要注意です。気づかないうちに慢性的な粉吹き肌になっているケースも少なくありません。
次のチェックポイントのうち、3つ以上当てはまる人は改善が必要です。
- 1日何回も顔を洗っている
- 毛穴対策のたびにゴシゴシ洗いが習慣になっている
- 洗顔料を落とすために40℃以上のお湯を使っている
- 高圧シャワーで直接バブル洗顔している
- 洗浄力の強い洗顔料でないと不安になる
- 洗浄剤を直接肌につけてから泡立てている
心当たりのある方は、まず洗顔方法の見直しから始めてみることをおすすめします。

第3章|今日からできる“粉吹き肌”改善の正しい3ステップ
ここからは、粉吹き肌を立て直すための3つの対策をご紹介します。
特に3つ目は非常に重要なので、しっかりと意識してみてください。
1|十分な保湿を徹底する
角層の水分や細胞間脂質(特にセラミド)が不足していると、角層はめくれやすくなり、粉吹き肌に直結します。まずはスキンケアで角層をしっかりと潤すことが必要です。
ポイントは、保湿成分がきちんと配合されたアイテムを選び、量を惜しまず使うこと。
ただ塗るのではなく、「角層に水分と保湿成分を届ける」という意識でケアしてみてください。
2|“正しい洗顔”に切り替える
洗顔は、やり方によっては角層を守ることも壊すこともあります。次のポイントを押さえてみてください。
- まず、体温と同じくらいか少し高めの35〜38℃のぬるま湯で予洗いする
- たっぷりの泡で顔を包み込むように、こすらず優しく洗う
- 洗顔の時間は20〜30秒を目安にする
長時間ゴシゴシ洗うのではなく、短時間でやさしく汚れだけを落とし、角層を守るイメージです。
3|ターンオーバーを整える(最重要)
乾燥した角層は、ターンオーバーを無理に早める原因になります。
その結果、成熟していない細胞が量産され、乾燥が悪化。
どれだけ保湿しても改善しにくい状態に陥ります。
これを立て直す鍵は、
「保湿成分の高い美容液をしっかり浸透させること」。
さらに、
ブースター美容液 は保湿効果を大きく高めてくれます。
特に “ヒト幹細胞美容液” には、サイトカインやエクソソーム、成長因子といった
細胞を活性化する物質が豊富に含まれているため、
粉吹き肌の根本的な原因へ直接アプローチできます。

第4章|なぜソワプレは“粉吹き肌”に強いのか
粉吹き肌の改善には、ヒト幹細胞美容液で保湿ケアを行うことがとても重要である、という話を先ほどお伝えしました。
ところが、いざ幹細胞美容液を試そうとしても、
- どの幹細胞由来なのか
- どのような培養方法なのか
- 成分の質はどうか
といった点は商品によってバラバラで、価格帯にも大きな幅があります。
実際に私が「幹細胞美容液」で検索したところ、下は1,134円から、上は47,520円の商品まで、非常に幅広い価格帯のアイテムが出てきました。
同じ「幹細胞美容液」を名乗っていても、
- 幹細胞の由来の違い
- 幹細胞培養液の精製方法の違い
などによって、実際のパフォーマンスにはかなりの差があります。
「よかれと思って購入したのに、かえって肌に負担をかけてしまう」というケースも、残念ながらあり得ます。
お求めの際は、十分に納得した上で選ぶことをおすすめします。
私が開発した骨髄幹細胞由来ブースター美容液「ソワプレ」は、幹細胞が生まれる骨髄から採取した若い20代の幹細胞の外用調整液を処方しているため、エイジングケアに最適な美容液に仕上がっています。
生まれたてのピュアな幹細胞が持つ
- サイトカイン
- エクソソーム
- 成長因子
をたっぷり含んだソワプレ美容液は、正しいターンオーバーを促すだけでなく、皮膚組織の主要構成成分であるヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチンを作り出す線維芽細胞に働きかけ、うるおいとハリ・弾力性を向上させる効果が期待できます。
「どれがいいのか迷ってしまう」という方は、ぜひ一度ソワプレをお試しいただければと思います。

最終章|粉吹き肌の「無限ループ」を止めるには
秋から冬にかけて気になる粉吹き肌は、乾燥した外気をきっかけに、
- 誤った洗顔
- バリア機能の低下
- ターンオーバーの乱れ
- 未成熟な角層細胞の増加
- さらに乾燥しやすい肌へ
といった内的要因と外的要因の悪影響が重なることで引き起こされる“無限ループ”だとご理解いただけたのではないでしょうか。
この無限ループをどこかで止めるためには、
- 第1に、まずは正しい洗顔法を取り入れる
- 第2に、質の高い保湿ケアを怠らない
- 第3に、常に肌を乾燥から守る
この3つを習慣にしていくことが大切です。
手遅れになる前に、早めの取り組みを。
あなたの肌にも、あの頃のハリと輝きを取り戻しましょう!